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星合句会

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堀本裕樹定例句会・第一回「いるか句会」11/27(土)開催!
お申し込み・詳細は下記ページをご参照ください
いるか句会告知記事
http://horimotohaiku.blog110.fc2.com/blog-entry-27.html
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昨日、
あざみ野アートフォーラムにて、
星合句会(ほしあいくかい)を行った。

星合句会は、
知人のAさんからご提案をいただき、
今年の7月7日からスタート!

7月7日は、ご存じ七夕の日。
牽牛星と織姫星が天の川をへだてて、
一番近づいて見えるので、
一年に一度の逢瀬というふうに見立てられた。

まさに「星合」なのである。

星合句会は、
そんな伝説にちなんで、
俳句を通して素敵な方々との出会いがありますように、
また、素晴らしい17音に出合えますように、
という祈りが込められて名付けられた。

まだ第3回目だけど、
その祈りは深く広まりつつある。

それは、主催者のAさんの人徳によるところが大きい。
この場を借りて、心から感謝申し上げる。

さて、昨日の星合句会だが、
いつものように小学生も混じり、
和気藹々の雰囲気で楽しく進行した。
俳句は「座の文学」。
座につくと、正直、大人も子どもも関係ないのだ。
みんな詩人になれる。
PA171438.jpg

俳句については、初心者の方が大半なので、
まだまだこれからといった感じだろうか。

季語の理解、省略の方法、切れ字の使い方など、
これからの課題がたくさんある。

それは、句会のなかで、
実際の出句された作品を通して、
ぼくがゆっくりやさしく語っていきたいと思う。

俳句は今日明日で、うまくなるものではない。
地道な研鑽こそが、上達につながる。

今回、ぼくの特選だけを取り上げる。
しかし、特選といっても、多少の難はある。
その点についても少し触れてみよう。
PA171421.jpg

堀本裕樹選 特選

ちちろ虫鳴くごと山は膨らんで  秋乃

蟋蟀(こおろぎ)が兼題で、
「ちちろ虫」とは蟋蟀のことである。
蟋蟀が鳴くように山が膨らんでいる、
といった意味だろうか。
「ごと」は「ように」の意味。直喩である。

掲句で気になったのが、その「ごと」と、
下五が「で」で止まっているところ。
句の発想自体いいのに、少しもったいない。

添削例として、
「蟋蟀の鳴いて一山膨らみぬ」としてみた。

「ごと」を省略し、完了の「ぬ」で止める。
蟋蟀が鳴いて一つの山が膨らんできた、
と言い切ってしまうことで、この句の魅力がさらに増すのだ。


キンモクセイ香り辿れば幼き日  惠太

金木犀(きんもくせい)は秋の季語。
掲句の意味も、よくわかる。
しかし、「辿れば」が少し説明になってしまう。
俳句では、できるだけ説明は避ける。
説明すると、散文になってしまうからだ。

俳句は詩であり、韻文(いんぶん)である。

添削例として、
「金木犀幼き日々の香りけり」としてみた。

「キンモクセイ」というカタカナ表記をまずやめる。
俳句は、できるだけ和語で柔らかく表記したい。
もちろん、例外はあるが、
初心者にはそれを心がけていただきたい。
それから「辿れば」を省略し、
金木犀の香りそのものが、幼き日々の香りなんだとする。
そう言い切ることで、読者にもっと深く伝わる句になるはずだ。


灰色の蝶がとけこむ秋の海  土鳩

「秋の海」が季語。
「蝶」も春の季語だが、
この句の場合は、主季語は「秋の海」となる。

色彩に惹かれて取った句だが、
掲句も少し措辞(そじ)を直したいところ。

添削例として、
「秋の海灰色の蝶溶けこめり」にしてみた。

まず「秋の海」を上五に持ってくる。
そして、「が」の助詞を省略して、下五を「り」で止める。
そうすることで、一句に格調が生まれてくる。
また「海」と「蝶」のコントラストが明確になる。

以上、特選に関して、添削を加えつつ選評してみた。

少しでも、皆さんの句作の参考になればと思う。

星合句会、次はぼくの故郷・熊野を吟行(ぎんこう)する。
吟行とは、俳句を詠む旅のこと。

さて、いきなりの世界遺産である黄泉の国・熊野という大舞台!
どんな吟行になるのか、楽しみである。

わが闇の深きにえんま蟋蟀ぞ  裕樹


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第一句集「熊野曼陀羅」

北斗賞受賞作含む302句収録

堀本裕樹初の句集が発売。
帯文執筆は中上紀氏、
序文は鎌田東二氏。

プロフィール

堀本裕樹

Author:堀本裕樹
堀本裕樹(ほりもとゆうき)
1974年,和歌山県出身/國學院大学卒。俳誌「梓」同人。第2回北斗賞受賞(文學の森主催)。いるか句会・たんぽぽ句会主宰。俳人協会会員。池袋コミュニティカレッジ講師。実践女子学園生涯学習センター講師。角川庭園・すぎなみ詩歌館講師。「すばる」(集英社)にて、ピース・又吉直樹氏と連載中。「マネーポスト」(小学館)にて連載中。著書:「十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う」。句集:「熊野曼陀羅」


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