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[C25] 2連続

特選に選ばれてしまって
少々驚いております。

実は今回の句は自分でも一番「よくできたなぁ」という句だったので、選ばれて嬉しいです。
あと、初っぱなにできてしまったので、残り4句に苦労しました。

ツイッター始めました!
次回も楽しみにしてます!
  • 2010-11-04 07:17
  • 冬馬
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[C26] Re: 2連続

尾道太郎くんが、
冬馬くんになったのですね。

特選、おめでとう!
自分で「できた!」と思った句は、
なぜか評価されない場合が多いのですが、
今回は一致したようで、よかったです。

ツイッター、了解しました。
ぼくもまた句会、楽しみにしています!



  • 2010-11-04 11:11
  • horimotohaiku
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尾道句会(2)

尾道大学での二回目の句会である。

教室に入ると、すでに机の位置を、
「コ」の字型にしてくれていた。
みんな、ありがとう。

尾道大学には先ほど着いたばかりという状態で、
毎年すぐに授業をしていた。
東京からの新幹線の揺れが、
まだ体の底に残っているが、
句会をやり始めると少しずつ元気になってくる。

さて、早速、特選の選評をしたいと思う。
堀本裕樹選 特選は以下の通り。


寒空にエクトプラズム吐き出して  沙耶

季語は寒空で、冬。
まだ立冬を迎えていないので少し早いが、
しかし俳句としておもしろかった。

この句の眼目は「エクトプラズム」。
広辞苑には、
「心霊現象などの際に、霊媒の体から流出するとされる半物質」とある。

よくテレビの心霊特集なんかで、
エクトプラズムを吐き出す写真が出てきたりするが、
それを冬の空に吐き出したというのだ。

その情景が少し異様かつおもしろく、
何かしら孤独な姿さえ浮かんでくる。

作者に聴いてみると、
冬になると、温度差で息を吐き出すと白くなる。
それも掛かっているとのこと。

なるほど。
本当にエクトプラズムを吐き出していたら、
えらいこっちゃ、である。


渡り鳥ちよつとそこらで呑まないか  幸宏

季語は今回の兼題・渡り鳥で、秋。

まず表記について触れておくが、
原句は、「渡り鳥ちょっとそこらで呑まないか」だった。
新かな遣いだと、そのままでもいいが、
一応、旧かな遣いに統一すると、
拗音(ようおん)や促音(そくおん)は、
通常の文字の大きさで表記することを覚えておいてもらいたい。
要するに、小さい「よ」「つ」を小さくしないで、
普通の文字の大きさで表すということ。

さて、掲句の良さは、一句が実に自然であることだ。
また会話をさりげなく、一句に織り交ぜたうまさもある。

天には、渡り鳥が飛んでいる。
地では、人間の営みがあり、友人同士だろうか、
「ちょっと、そこらへんで呑んでいこうか」という
会話が交わされている。
ただ、それだけである。
が、そこにこの句の肩の力を抜いた良さがある。
そんなごく日常の会話の上で、
渡り鳥が旅をし、飛翔しているのだ。

俳句は、日常の中に意外に潜んでいるものである。


めいつ子の木の実をじつと見つめをり  竜矢

季語は今回の兼題・木の実で、秋。

掲句でも、旧かな遣いにして
促音は通常の文字の大きさにし、
「見つめおり」→「見つめをり」と修正した。

この句の眼目は、
「めいつ子」を持ってきたおもしろさだろうか。

めいっ子が、美しい木の実か珍しい木の実かを持っていたのだろう。
その木の実をどうしても欲しくて、
触れてみたくて、うらやましそうに
じっと見ている男の子の姿が見えてくるのだ。
しかし、ただ見つめているだけで、
言葉には出せない。

そんな幼い子ども同士の、微妙な心理がこの句から感じられる。


友を得てなほぞかなしき渡り鳥  聡紘

季語は渡り鳥で、秋。

青春性に富んだ一句であり、
それを旧かな、係り結びを遣って巧みに表現している。

係り助詞「ぞ」に対して、結びは「かなしき」の連体形。
その表現を強調したいときなどに「係り結び」を遣う。

掲句では、
友人を作っても、なおまだ悲しさを感じる、
独りを感じるという人間存在の孤独を詠っている。

そんな人間、自分の上を
渡り鳥が隊列を組んで、飛んでいくのである。

渡り鳥も人間と同じで、
群れで移動や生活をしていても、
一羽の渡り鳥として、生きているのだ。

生きとし生けるもの、みな悲しさを背負って
「いのち」を燃やしているのかもしれない。

作者に聴くと、掲句には本歌があるという。

友を得て猶ぞうれしき桜花昨日にかはるけふの色香は  毛利元就

元就、死の三ヶ月前の花見の際に詠んだとされる一首。

なるほど。「本歌取り」は下手をすると、
見るも無惨になるが、
掲句はなかなかうまく「本歌取り」している。


さあ、また次の尾道句会も楽しみだ。
だんだん寒さも厳しくなり、
尾道の木々も本格的に紅葉を始めている。

休憩時間に三階の教室から、
眼に止まった木を写した。
101102_.jpg

秋深き尾道の樹は問ふごとし  裕樹


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[C25] 2連続

特選に選ばれてしまって
少々驚いております。

実は今回の句は自分でも一番「よくできたなぁ」という句だったので、選ばれて嬉しいです。
あと、初っぱなにできてしまったので、残り4句に苦労しました。

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次回も楽しみにしてます!
  • 2010-11-04 07:17
  • 冬馬
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[C26] Re: 2連続

尾道太郎くんが、
冬馬くんになったのですね。

特選、おめでとう!
自分で「できた!」と思った句は、
なぜか評価されない場合が多いのですが、
今回は一致したようで、よかったです。

ツイッター、了解しました。
ぼくもまた句会、楽しみにしています!



  • 2010-11-04 11:11
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第一句集「熊野曼陀羅」

北斗賞受賞作含む302句収録

堀本裕樹初の句集が発売。
帯文執筆は中上紀氏、
序文は鎌田東二氏。

プロフィール

堀本裕樹

Author:堀本裕樹
堀本裕樹(ほりもとゆうき)
1974年,和歌山県出身/國學院大学卒。俳誌「梓」同人。第2回北斗賞受賞(文學の森主催)。いるか句会・たんぽぽ句会主宰。俳人協会会員。池袋コミュニティカレッジ講師。実践女子学園生涯学習センター講師。角川庭園・すぎなみ詩歌館講師。「すばる」(集英社)にて、ピース・又吉直樹氏と連載中。「マネーポスト」(小学館)にて連載中。著書:「十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う」。句集:「熊野曼陀羅」


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