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第一回いるか句会開催!

11月27日、
荻窪のすぎなみ詩歌館・角川庭園で、
第一回いるか句会を開催した。

満員御礼の句会となり、
初心者の集まりとは思えないほど、
なかなかいい句、おもしろい句が出そろった。

これから回を重ねてゆくのが楽しみな句会であり、
いるか句会で、俳句という広大な海原をどんどん
自由に泳いでいただきたいと思う。

さて、堀本裕樹選 特選について触れる。


遠くゐてふたりはひとり冬銀河  こけし

恋に関する句という題を出していた。
季語は、「冬銀河」で冬。

「ふたりはひとり」の措辞で、男と女を連想させる。
遠くにいるふたりだけど、でも「ふたりはひとり」なんだという絆を詠っている。
見上げる冬銀河が、ふたりを橋渡ししてくれているかのようだ。
冴えざえとした冬の銀河が離れたふたりの頭上に瞬いている。


老優のなみだ目の先秋深し  あき子

季語は、「秋深し」で秋。兼題である。

老優と聴いて、
皆さんの脳裏にそれぞれの俳優が思い浮かぶと思うが、
ぼくはすぐに、笠智衆が頭をよぎった。

笠智衆というと、小津映画に欠かせない存在。
映画「男はつらいよ」の御前様としても知られる。
若いころから老け役を演じたのは有名である。
また、演技で泣くことを嫌った俳優でもあった。
明治生まれの日本男児の考え方である。
しかし、監督の要請に応じて、何度か泣く芝居をしている。

そんなエピソードもあってか、
笠智衆が涙を見せて、
その涙目の先に「秋深し」が映っているように思えたのだ。

非常にこの一句、老優をうまく描いている。
さて、皆さんはどんな老優が頭に浮かぶだろうか?


散るごとく秋の光のなかにゐる  よう子

「秋色」(しゅうしょく)という季語がある。
その傍題に、「秋光」「秋の光」などがあるが、
掲句は単純に、秋の降り注ぐ光と解釈したいと思った。

上五の「散るごとく」がまずいい。
自分の存在が、きらきら日に光る落葉のように散ってゆく感覚。
身体が光となり分解されていくような脆さと美しさが混在した一句だ。

「存在理由」を秋の光のなかで、
じっと確かめているような、そんな寂寞感も感じられる。


長き夜昔の名刺並べ居る  あき子

季語は「長き夜」で、秋。兼題である。

秋の夜長に、
名刺を並べて一つひとつ眺めているのである。

その名刺の中には、
もう付き合いのない人もいるだろうし、
鬼籍に入った人もいるかもしれない。
一期一会の人もいるだろう。

そんな感慨に浸りながら、
秋の夜を過ごしている。
作者のいろいろな気持ちが読み手の心に響いてくるのだ。

「名は体を表す」というが、
名刺からその人物がふうと立ち現れてくるような感じも、
伝わってくる一句である。


次回、第二回いるか句会は、12月18日(土)開催。
非常に楽しみである。

初心者の方にもわかるように、
句会はゆっくりと丁寧に、進めてゆく。
さまざまな人との出会い、心の交流も楽しい句会を、
ぜひ、多くの方々に味わってほしいと思う。

MG_9029.jpg

秋深しピカソの青の死の匂ひ  裕樹


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第一句集「熊野曼陀羅」

北斗賞受賞作含む302句収録

堀本裕樹初の句集が発売。
帯文執筆は中上紀氏、
序文は鎌田東二氏。

プロフィール

堀本裕樹

Author:堀本裕樹
堀本裕樹(ほりもとゆうき)
1974年,和歌山県出身/國學院大学卒。俳誌「梓」同人。第2回北斗賞受賞(文學の森主催)。いるか句会・たんぽぽ句会主宰。俳人協会会員。池袋コミュニティカレッジ講師。実践女子学園生涯学習センター講師。角川庭園・すぎなみ詩歌館講師。「すばる」(集英社)にて、ピース・又吉直樹氏と連載中。「マネーポスト」(小学館)にて連載中。著書:「十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う」。句集:「熊野曼陀羅」


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