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第三回いるか句会

1月22日、
荻窪のすぎなみ詩歌館・角川庭園で、
第三回いるか句会を開催した。

満員御礼で、
今回は声優、写真家、デザイナーと、
バラエティに富んだ顔ぶれで、俳句も様々だった。

句会が始まる前に、
庭を一巡りしたのだが、もう梅が咲いていた。
白梅も紅梅も咲き始めて、少し早い春を感じた。

110122_.jpg

それでは、堀本裕樹選の特選について触れる。


元日や美しきもの数へをり  亮子

季語は「元日」で新年。
今回の兼題であった。

なんとも言えない晴れがましさが漂っている。
「美しきもの」とは一体なんなのか。
そこは読み手の想像にゆだねられ、
「数へをり」という動作で、より想像がかき立てられる。

ぼくがぱっと最初に浮かんだのは、
幼い子がおはじきを数えている映像だった。
おはじきが元日の日差しにきらきらと輝いている。

皆さんの脳裏に浮かんだ「美しきもの」は何だろうか。


大あくび雪風呂の中死ぬもよし  麦人

季語は「雪」で、冬。
今回の兼題であった。

麦人さんは、ベテランの声優であり俳優。
皆さんも一度ならず何度も、
アニメや映画、ドラマの吹き替えで声を聴いているはず。
句会でもその美声を聴かせてくれた。

さて、掲句に惹かれたのは、
「達観した明るさ」といえばいいのか。
こんな雪を見ながら、風呂に入って死ねたらそれはそれでいいか。
人生をいろいろ経てきた人の深いつぶやきである。

ナンシー・ウッドの
「今日は死ぬのにもってこいの日」という詩集を朗読する舞台を、
近々麦人さんがやられるが、その詩にも重なってくる一句である。


泥葱に満天の星被せ置く  貴子

季語は「葱」で、冬。

抜き出したばかりの泥にまみれた葱だろうか。
その泥葱の上には、満天の星が輝いている。
それを作者は、泥葱に自らの手で星々をかぶせたように表現した。
そんなことできないじゃないか、という人はもっと詩心を大事にしてほしい。

俳句は、詩である。
俳句は世界で一番短い言葉のマジックでもある。

土に汚れた葱と星の煌めきの対比もよく効いている。


元旦の新生児みな薄目して  貴子

季語は「元旦」で、新年。

ほとんど眼をつぶっている新生児だが、
元旦には、みんな薄目をしていると捉えた作者の感性に惹かれた。

新生児の「いのち」を象徴する「薄目」。
これからの未来をも予兆している「薄目」だ。
だが、未来は明るいのか暗いのか、この句からはわからないし、
実際そんなことはわかるはずがない。
この「薄目」は一体何を見ているのか。
まだまだ謎が多い人間の「いのち」の
不可思議な雰囲気の漂う病院の一室が思い浮かぶ。

IMGP1846.jpg

さて、次回の「いるか句会」は、2月19日(土)。

「日経ビジネスアソシエ」での
千野帽子さんとぼくとのユニット「千堀」(ちぼり)の
投句募集も始まっているころだ。

句会に参加して、
ぜひ俳句を磨いていただけたらと思う。

元日や紺瑠璃の天鳴るごとし  裕樹


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第一句集「熊野曼陀羅」

北斗賞受賞作含む302句収録

堀本裕樹初の句集が発売。
帯文執筆は中上紀氏、
序文は鎌田東二氏。

プロフィール

堀本裕樹

Author:堀本裕樹
堀本裕樹(ほりもとゆうき)
1974年,和歌山県出身/國學院大学卒。俳誌「梓」同人。第2回北斗賞受賞(文學の森主催)。いるか句会・たんぽぽ句会主宰。俳人協会会員。池袋コミュニティカレッジ講師。実践女子学園生涯学習センター講師。角川庭園・すぎなみ詩歌館講師。「すばる」(集英社)にて、ピース・又吉直樹氏と連載中。「マネーポスト」(小学館)にて連載中。著書:「十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う」。句集:「熊野曼陀羅」


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