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第七回いるか句会




5月28日、
荻窪のすぎなみ詩歌館・角川庭園にて、
第七回いるか句会を開催した。

梅雨のしっとりした空気のなか、
新しい初心者の方も迎えての楽しい句会となった。
参加していただいた皆さんに、心から感謝申し上げたい。

それでは、堀本裕樹選の特選について触れる。


口笛の飛距離のびけり風薫る  聡子

季語は「風薫る」で、夏。

いるか句会初参加にして、特選を取られた。
実に爽やかな一句である。

掲句の眼目する言葉は「飛距離」である。
口笛をひゅーと吹くその音を「飛距離のびけり」と捉えたところが新鮮。
だいたい「飛距離」は、ゴルフや野球のバッティングの球の伸び具合で
使われる言葉である。それを口笛の音に転換させたのである。

薫風に乗って気持ちよく伸びてゆく口笛には、どんな思いが托されているのか。
そのへんの作者の心理まで思いを馳せたいところだ。


風薫る地蔵の頭搗く雀  麦人

季語は「風薫る」で、夏。

声優の麦人さんが参加してくださった。
いるか句会では、以前にも特選を取られている。

この句に惹かれたのは、なんともいえない素朴さである。
何も奇をてらったところがなく、どこかに慈しみの眼差しがあるのだ。

薫風が吹くなか、お地蔵様の頭に雀が乗っかっている。
その雀がつんつんとお地蔵様の頭を突いている。
おそらくお地蔵様への供物を狙って近づいてきているのだろう。
そんな風景を一句に切り取ったところが、良の風韻にも通ずる。


桐の花桐の花と書く日記かな  れいこ

季語は「桐の花」で、夏。

今回の句会で一等の特選である。

日記帳に、桐の花桐の花と書き付けているというそれだけなのだが、
その思いとは何なのか。そこを考えると、象徴性に富んでおり深い一句である。

おそらく桐の花を見た日、その日に桐の花桐の花と日記に書いているのだろう。
しかし、その桐の花には作者にとって、
何か大切な感慨深い思い出がまつわっていることが想像されるのだ。
でないと、桐の花桐の花と日記に反復しないだろう。
その思いをすべて、桐の花に托しており、気持ちは一切省略しているのである。


今回の秀逸

照れ笑ひ隠す日傘の白さかな    浩彦  
豆飯やいそいそと豆追ひかけし   小桃
日傘差す祖母のすがりし手の重さ  安弘


さて、次回の「いるか句会」は、6月26日(日)。
もうすぐである。

スタッフの千梅さんが毎回用意してくれるお菓子も楽しみに、
また楽しい句会にしたいと思う。

那智黒に頬ふくらみて日傘かな  裕樹


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Appendix

第一句集「熊野曼陀羅」

北斗賞受賞作含む302句収録

堀本裕樹初の句集が発売。
帯文執筆は中上紀氏、
序文は鎌田東二氏。

プロフィール

堀本裕樹

Author:堀本裕樹
堀本裕樹(ほりもとゆうき)
1974年,和歌山県出身/國學院大学卒。俳誌「梓」同人。第2回北斗賞受賞(文學の森主催)。いるか句会・たんぽぽ句会主宰。俳人協会会員。池袋コミュニティカレッジ講師。実践女子学園生涯学習センター講師。角川庭園・すぎなみ詩歌館講師。「すばる」(集英社)にて、ピース・又吉直樹氏と連載中。「マネーポスト」(小学館)にて連載中。著書:「十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う」。句集:「熊野曼陀羅」


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